[作文ワークショップ]学校の作文で賞を取っても将来全然役に立たない

読書感想文で賞を取らせたい場合は、子どもの作文に以下の2つを盛り込ませるといいでしょう。
1 本の内容と、自分の過去の体験を重ね合わせる
2 本を読んで発見したこと、本から学んで自分が変わろうとしている決意表明で締めくくる

これは読書感想文に限らず、学校で行うすべての作文で有効です。
この2つさえ入っていれば、構成は起承転結だろうが、「はじめ・なか・おわり」だろうが、なんだってかまいません。

作文で賞を取ったり褒められたりすることは、子ども自身にとってはうれしいでしょうし、自信がつくという点ではいい経験かもしれません。
しかし、「作文って、こうやって書くんだ!」「こうやって書けばいいんだ!」という誤った成功体験をすると厄介です。
将来、小論文やレポートを書くときも、決意表明で締めくくってしまう危険性が高いからです。

学校の作文や学級会の影響でしょうか。
どんなに困難で、くじけそうでも、未来を信じていれば、涙の数だけ強くなれるといった呪縛が、子どもたちにはあるように思います。

呪縛が解けないままに成長すると、次のような小論文やレポートを作ることでしょう。
「私も子どもの頃は、父や母も知らないことを、祖母にいろいろと教えてもらった。うれしかった。だから、さまざまな世代が共生する江戸のコミュニティのような社会になるように、私たちは努力すべきだ」

ああ、読みたくない……

子どもに接してきて思うのは、いい表現で「効率主義」、悪い表現で「怠け者」だということ。
成功体験にとらわれやすくて、宿題でもない限り作文は書かない人々です。
子どもの心理については私は教育者じゃないので置いといて、子どもの作文では将来を考えて「はじめ・なか・おわり」で読書感想文も書かせることにしています。

そんな読書感想文で賞は取れませんが、後々、小論文やレポートを書くときに構成に当てはめて整理する技が効いてきます。

「知恵の木」作文ワークショップでは、詩や物語が書きたいというような意欲を持っていない子ども、言い換えると苦手な作文を少しでも何とかしておきたい子どもには、「はじめ・なか・おわり」で文章を書くように勧めます。

zineを作り直しましたので、作文ワークショップの参加希望者に配ります。

0 件のコメント :

コメントを投稿