幼いなりに真剣に考えて行動していた小学3年生の頃

私が小学3年生だったのは40年近くも前のことですが、今でも覚えている出来事があります。

同じクラスに、Jさんという女の子がいました。
Jさんは私の仲よしの女の子の持ち物を隠したり、私たちに話しかけるときにバシッと背中をたたいたりしていました。
「あげな人、好かん」と、私たちはなんとなくJさんが嫌いでした。

あるとき、担任教師が朝の会で「このクラスにいじめがある」とみんなに言いました。
その日、学校を休んでいたJさんの親が、Jさんがいじめられていると担任教師に伝えたようです。

担任教師は、定年間近の、ある意味「おばあさん先生」でした。
担任教師はプルプルと怒りをあらわにして、Jさんの親が「いじめに加担した生徒」と訴えた子どもたちの名前をみんなの前で読み上げ始めました。
すると、私の仲よしの女の子と私の名前も「いじめに加担した生徒」の中に入っていたのです。

クラスはざわつき始めました。
数人の男子が私の仲よしの女の子に向かって「おまえのほうが、いじめられよったやん!」と話しかけていました。
小学3年生なりに、不当だと私は腹を立てました……

一昨日、実家に帰ったときに、この出来事の後で私が書いたと思われる作文が見つかって、驚きました。
母親が出してきた私の作文集の中に、「私ののろい」といった題名で、Jさんの普段の行いを書き綴った作文があったのです。

作文を読むと、Jさんはクラスのリーダー格の女の子のご機嫌を取り、おとなしい女の子たちに対していばっていたようです。
文中では、Jさんの被害者の名前がずらりと並べられていました。

そんなJさんは、2人組の男子に嫌われていたようです。
これについては、当時の私はかわいそうだと思っていた模様。

しかし最後は、私の仲よしの女の子の持ち物をJさんが勝手に取り上げてしまったこと、その様子を見て私たち女子がJさんをにらみつけたことが書かれ、「これが私ののろいです」で締めくくられていました。

今考えると、私は厄介な小学3年生でした。
Jさんのことで私たちは不当な扱いを受けたと、わざわざ作文(しかも長文)に書くわけですから。
しかも「のろい」という、おどろおどろしい言葉を誤用しています(正しくは「いじめの真相」でしょう)。
ただ、幼いなりにとても真剣に考えて、傷ついたり、腹を立てたりしながら行動していたようです。

今の小学生たちはどうでしょうか。

今月は小学生に読書感想文を教えます。
「面倒くさいから、やっつけちゃおう」ではなく、子どもたちが自分なりの真剣さで作文に取り組めるように、私は手伝うつもりです。

こんな田舎町で、私は小学時代を過ごしました

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